BAD ENDもしくは街 運命の交差点

最近代打は何種類かのゲームを同時進行させています。ひとつがそろそろ続編がでるであろうPSPのRPG剣と魔法と学園モノ。もうひとつが前々回お伝えした戦国BASARA バトルヒーローズ。さらにもうひとつが今回の話題、街 -運命の交差点- 特別篇です。

これはもうセガサターンの時代のゲームの移植で、一度はプレステに移植され、そして2006年にPSPに移植された亜dpベンチャーゲームというかザッピング式のサウンドノベルなんです。これを名作と呼ぶ人もたくさんいるくらい作りこまれています。今でもファミ通の読者投票の人気ランキングで票を重ねています。

この作品が自分がはじめて知ったのははるか昔10年くらい前の伊集院光のラジオか何かだと思います。このソフトについて伊集院光が熱く語るものの、正直代打には、その魅力が伝わりにくかったんですが、どうやら魅力的なソフトらしいということだけは伝わったんですね。その後代打はいくつかのサウンドノベルを(その時にはまだサウンドノベル系をプレイしたことがなかった)プレイして、サウンドノベルは面白いということに気がついて、ついにこの街 運命の交差点に至るわけなんです。

最初に進めたのが雨宮桂馬シナリオ(おたく刑事)だったので、台詞や時代背景などの違いに少し戸惑いましたが、10年前に製作されたこともあって今となっては懐かしい部分なども多数ありますが、それでも充分に楽しめます。もともとこのゲームをプレイしたい理由というものが、この作品の続編的存在のWii版の428 封鎖された渋谷でのプレイでもあるので、まだまだ先が長そうです。

ゲームのシステムはサウンドノベル形式で8人の主人公がいてそれぞれの行動が他の主人公の行動に影響を与えるといったもので、何の気ない行動によって他の主人公をBAD ENDにしたり、BAD ENDから救ったりします。この形式は最近のゲームでは絶体絶命都市3 −壊れゆく街と彼女の歌−もこの系統になるんでしょうか。絶体絶命都市シリーズはサウンドノベルではなくアクションアドベンチャーゲームと少しジャンルが違うんですが、本質が似ていると思います。

この街の中ではBAD ENDが必ずしも主人公にとってはBADではない、みたいな展開が多々あり(でもゲーム的にはEND)ちょっとそちらの部分がほほえましかったりします。

渋谷の街を舞台にしているので代打のような愛知県出身愛知県在住の代打には分からない面もありますが、これはきっと東京で渋谷付近に詳しい方だときっと楽しいんだろうな、とは思ったりしました。

そんなわけでこのサウンドノベルは奥が深く大変楽しいですよ。


街 -運命の交差点- 特別篇 PSP