ラブプラスの理想と現実

あるいはラブプラス桃源郷的幻想をいだいた代打に突きつけられたかくも厳しい現実とは?


ラブプラス

これは代打がラブプラスというニンテンドーDSゲームに幻想をいだき、そして無残にも敗れ去った物語です。ラブプラスがある種のムーブメントを獲得したのは発売直後のことだったと記憶します。あっという間にネットでも時代の寵児となりました。ラブプラス関連の記事はいくつもはてなブックマークを獲得しました。テレビブロスの表紙にもなりました。テレビブロス愛好家の代打はコンビニで度肝を抜かれました。

ラブプラスがどんなゲームなのかを語るのは今さらなのでwikiでも読んでいただくとして、まあひとことでいってしまえば、嫁選び、もしくは嫁との生活です。「○○は俺の嫁」はネットの中でもっとも有名な常套句のひとつですが、それをニンテンドーDSで実現したソフトです。これはある種の社会現象といってもよいと感じました。

そして、この現象はラブプラスのキャラクターである姉ヶ崎寧々さんと結婚式をあげるという猛者まで登場し、盛り上がりは頂点に達しました。

代打はこの時確信しました。

ラブプラスが進化していくと、近い将来、男性は婚姻相手としてラブプラスを選ぶ時代がやってくる、と。つまりラブプラスとは人類の革新の象徴なんだ。

いつの頃からか、女性が上位の時代となり、女性が男性を選ぶ時代となりました。理由は簡単です。それは女性の方が少人数で男が余っているからです。しかし、それが逆転する現実が今、まさに起ころうとしているわけです。これを人類の革新と言わずして何と表現するのでしょうか。そしてついに、すべての呪縛から解き放たれる嫁を手にいれたのです。

しかし代打は苦悩しました。代打はこの発見をみなさんに伝えないわけにはいかない、なぜなら「フェアじゃない」とも思い、コムショップの朝礼で伝えました。

ラブプラスがこのまま進化すると、女性余り現象が発生すると思うので皆さん気をつけた方が良いと思います」

コムショップ通販朝の部は女性比率が高めで特にその日は女性が多かったんです。皆さんのヒンヤリとした冷たい視線が突き刺さるようで辛かったです。でも、代打は自分の役目を果たしたと思います。確かに女性にとってパートナーを見つけることが幸せなことかどうかは代打が口をだすことではありません、個人の思想を尊重すべきです。でも、パートナーを求めているのに、ゲーム機にパートナーを奪われることは決して望ましい未来ではありません、そのためにアドバイスはしておかねばならない、と思ったわけです。状況はギリギリです。ラブプラスの進化が完了するか、あなたがパートーナーを発見するかの2つに1つです。

 
代打の考える未来の母と息子の会話はこうです。

息子「母さん。結婚したい相手が出来たんだ、彼女に会って欲しい」
母 「え、そうなの?いつ?」
息子「もう、連れてきているんだ」
母 「どこにいるの?入ってもらいなさい」
そっとニンテンドーDSを渡す息子。母はニンテンドーDSを開いて言うわけですよ。
「あら、可愛い子ね、あなたにはもったいないくらいよ」


これが代打の考える理想的な未来です。

でも。

12月に入ってすべてがひっくり返りました。きっかけはある女性スタッフさんの発言からです。




本日の結論。

ラブプラスは女性に受けてる。